ヴィンテージ・エレベーション ノブの回転限界

ヴィンテージ・エレベーション ノブの回転限界

ドットサイトやスコープのゼロインの際に使用する、
ヴィンテージ・エレベーション ノブやノッチは回転方向に限界があります。

通常の調整時よりも重くなったり、固くなったら、それ以上は回さないでください。
調整機構の故障の原因となります。

回転させすぎでノブが動かなくなった際は、ノブが取り外しできるようだったら
取り外すか、ノブに傷がつかないよう、布やゴムなどで包んでから、
ソフトプライヤ等で軸やノブを挟み、元の方向に回してみてください。

回転するようになりましたら、調整が可能か確認してください。
調整機構が壊れてしまった場合は、ノブを回してもレティクルが
動かなくなります。

ノブやノッチの回転数の限界は、光学機器の仕様を確認するとわかります。

例えば
Vector Optics Forester 1-5x24SFP GenII(SCOC-03II)だと…

1クリックあたりの移動量 1/2MOA (Click Value: 1/2MOA)
エレベーション最大移動量 60 MOA (Elevation Range: 60 MOA)
ウィンテージ最大移動量 60 MOA (Windage Rang: 60 MOA

最大移動量は 60MOAx2(上下もしくは左右)なので
60(MOA) x 2 ÷ 1/2(MOA)=240(クリック)

エレベーション・ヴィンテージノブを確認すると、0~28で各2コマなので、
ダイヤルの目盛は総数で60になります。

240(クリック)÷ 60(目盛)=4(周)

計算上では、エレベーション・ヴィンテージノブは調整範囲の端から端で、
4周することになります。

実際に確認すると、4周+ちょっとなので
計算で出した数字が目安として使えるかと思います。